毛穴の黒ずみ、角栓の詰まりなど、毛穴関連の肌悩みがある女性は少なくないと思います。
かくいうわたしも毛穴にはずっと悩まされてここまで到達。
ちまたには、毛穴引き締め効果のある毛穴対策コスメがたくさんあるにはありますよね。
ベースメイク前に仕込む毛穴専用下地とか、収れん化粧水とか。
だけど、スキンケアで根本からなんとかしたいなら、酵素洗顔ではないでしょうか。
一般的な洗顔とはちょっと違う雰囲気を漂わせている酵素洗顔。
・使い方は?
・使う頻度は?
・毎日使って大丈夫?
・毛穴への効果は?
・乾燥しない?
酵素洗顔をあまりしたことがない人にとっては、このような疑問や不安があると思います。
そこで今回は、1年間酵素洗顔を続けてきたわたしが、おすすめの酵素洗顔3選をご紹介。
酵素洗顔を毎日していいのか
わたしは、酵素洗顔をしたことはありますが、連続(毎日)使用した経験はなし。理由は、乾燥肌だから。
酵素洗顔のやりすぎは乾燥肌にはタブーという思い込みを持っていたんですね。
それが、昨年とあるきっかけから、酵素洗顔を日々のお手入れに取り入れ始めたところ、やめられない止まらないスキンケアのひとつに昇格。
この1年間を振り返ってみると、洗顔のうち8割以上は酵素洗顔を取り入れてきました。

皮膚が薄い、乾燥肌のわたしがですよ。
酵素洗顔を始めてすぐは、正直言って不安な気持ちもありました。乾燥肌がひどくなったらどうしよう、皮膚がもっと刺激に敏感になったらどうしよう、って。
だけど結果として、肌が良い方向へ変わったからこそ、1年間も続けてこれた。
これを書いている今朝も酵素洗顔という、今や筋金入りの酵素ウォッシャー(注釈:造語)です。
というわけで、肌質によるところは大いにありますが、酵素洗顔は毎日してもいいというのがわたしの実感です。
奇跡の62歳、天野佳代子さんは毎朝酵素洗顔を実践
※画像引用元:何歳からでも美肌になれる!
2019年9月、何歳からでも美肌になれる! という本が話題を呼びました。
内容は、美容雑誌「美的」のお姉さん版である「美的GRAND」の編集長、天野佳代子さんの美容メソッドが盛り込まれた一冊。
62歳という御年ながら、そのあまりの奇跡的な美肌に、世の女性は度肝を抜かれたわけです。写真を見たら一目瞭然。
天野佳代子さんは著書の中で、奇跡なんかじゃない、誰だって美肌になれる、と。
・美容液はぜったい使う
・大人の肌こそ、毎日の角質ケアが必要 ←毎朝の酵素洗顔を推奨
といった身近な天野佳代子流スキンケアが紹介される中に、ありましたねー、酵素洗顔が。
「週1の角質ケア」といったスペシャルケアにされがちな酵素洗顔を、
毎日するの?
しかも朝?
しかも60代というご年代で?
と、わたしにとっては、なかなかショッキングな事実でしたね。
それってスパルタ・スキンケアなんじゃなかろうか?と。かなりの「攻め」のスキンケアだと感じました。
だけど、酵素洗顔によって肌をまっさらクリアにすること、すなわち「落としきること」を続けてきてできたのが、今の天野佳代子さんのお肌でしょ。

説得力ありますよね。
天野さんが、著書だけではなく美容誌、ファッション誌、Webなどでいろいろな酵素洗顔パウダーを紹介されています。
うれしいことに、本の中で紹介されていたものは、なんと本日わたしがご紹介する3商品とドンピシャ同じものでした。
偶然同じものを選んでいたんですけど(本を読んだときに商品名までチェックしていなかった)、有名な3商品だからかぶってもおかしくはないかな。
天野さんは、別メディアで次の2商品もおすすめしていたこともありました。
いずれにしても、なんだかちょっとホッ。
酵素洗顔は、皮脂や毛穴詰まりの多い若い世代向けかと思い込んでた。だけど、いやいやそんなことはないんですね。
酵素洗顔は年代問わず取り入れられるスキンケアだと、天野佳代子さんのおかげでハッとさせられました。
美肌有名人おすすめの酵素洗顔パウダー
3大美容女王のおすすめ
天野佳代子さんだけではありません。
30代、40代女性の女性が美容ネタで必ずチェックするであろう、3大美容女王(わたしが勝手に名付けたよ)も、酵素洗顔をスキンケアに取り入れていると雑誌やWebでお話しています。
3大美容女王が使っている酵素洗顔パウダー(メーカー名) | |||
石井美保さん | 1975年 生まれ |
ファンケル | コレほど泡立つ酵素洗顔料は他にない! 泡がへたりにくいのも魅力(引用元:VoCE) |
田中みな実さん | 1986年 生まれ |
オバジ | 洗うだけで肌がツルツル。毛穴も目立たなくなります。それなのに、肌が乾かないところがスゴイ! 個包装の清潔感、安心感も魅力(引用元:VoCE) |
神崎恵さん | 1975年 生まれ |
オバジ | 古い角質や毛穴の黒ずみも、肌を曇らせる原因。ビタミンCたっぷりの酵素洗顔で軽やかにオフ(引用元:MAQUIA) |
3名とも、その美しさやキャラ立ちしているところだけで人気なのではなく、つき詰めた美容オタクっぷりもレベルが高い。
というわけで、参考になるご意見ですね。
友利新先生のおすすめ
医療のプロも、酵素洗顔を推奨。
コロナ禍にYouTubeでの発信をスタートし、大躍進中の内科・皮膚科医の友利新先生。わたしも参考にさせてもらっています。
友利新先生が、こちらのYouTube動画の中でおすすめしているのは、次の3つ。
友利先生も40代、アラフォー世代(1978年生まれ)。
そんなお肌の専門家も酵素洗顔をおすすめしているとなると、ますます酵素ウォッシャーとしてはスキンケアに自信が持てますわ。
では、そもそも酵素洗顔ってなに?ふつうの洗顔とどう違うの?というあたりを見ていきましょう。
酵素洗顔の種類
ふつうの洗顔剤と比較すると、角質を分解するパワー、皮脂を分解するパワーが強いのが、酵素洗顔です。
・毛穴詰まり
・ニキビ
・肌のザラつき
といった肌の悩みに、より直結。
酵素洗顔剤はパウダー状のものが多いので、酵素洗顔パウダーと呼ばれることが多いですね。
酵素洗顔パウダーに配合される主な酵素には、次のような種類のものがあります。
プロテアーゼ | タンパク質を分解する酵素 | ターンオーバーの乱れなどが原因の、肌に蓄積した古い角質を分解。もともと人間の体内にも存在する |
リパーゼ | 皮脂・脂肪を分解する酵素 | ニキビや毛穴トラブルの原因となる角栓は、古い角質と過剰な皮脂が固まり合ってできたものなので、ニキビ予防にも効果が期待 |
パパイン酵素 | 食物酵素 | プロテアーゼの一種でシステインプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)に分類される |
ブロメライン | タンパク質を分解する酵素 | パイナップルに含まれる |
この中で、プロテアーゼとリパーゼが、人気の酵素洗顔パウダーにメインで配合されていることが多いです。
本日ご紹介する3商品も、プロテアーゼとリパーゼがメインで配合されているものばかり。
プロテアーゼやリパーゼなどの酵素に、その他の成分をプラスして処方されているのが、酵素洗顔パウダーです。
酵素洗顔パウダーの効果的な使い方
泡立てネットを使用しましょう
酵素洗顔アイテムは、今回ご紹介した3商品もそうですが、パウダー状のものが多いんですよね。
そこで、簡単にモコモコたくさんの泡を作るには、泡立てネットの使用を断然おすすめします!
特に、suisaiとオバジは弱くてゆるめの泡なので、泡立てネットがあるほうが楽ちん楽ちん。
ファンケルにいたっては、もともと泡立ちがいいので、泡立てネットを使うと手からあふれるほどたくさんの泡のできあがり。
顔、デコルテを通り越して、けっこうな範囲が洗えますよー。
乾燥肌でも毎朝の酵素洗顔はOKです
わたしは、最初の半年ほどは、夜、クレンジングの後に酵素洗顔をしていました。
だけど、クレンジング+酵素洗顔は、「取り去る力」が強すぎます。さっぱりしすぎて、乾燥肌にはちょっとキツい。
このころは、ブースター美容液なり化粧水なり、とにかく急いでスキンケアをするようにしていました。
ただね、最初から、毛穴引き締まり効果には即効性を感じていました。
ここであらためて、奇跡の62歳、天野佳代子さんの本を読み直し。
すると、
ということが判明。
見落としていたわけだ‥‥。というわけで、今年に入り、夜から朝へと変更しました。
変更してすぐ、毎朝の酵素洗顔にはメリットばかりということを発見。
・夜寝ている間の皮脂がしっかりオフできて、一日中アブラ浮きが少ない
・スキンケアがグングン入るから、朝から肌がしっかり保湿される
・角栓詰まりのない状態だからメイクのりがいい
なんなのでしょう、このすばらしいメリット群は。
これらのメリットは、どの酵素洗顔パウダーを使っても実感しました。

酵素洗顔で肌が変わったんだね
ただ、ここでひとつ。
しょっぱなから、酵素洗顔いいわー!と思ったわけではありません。最初はデメリットのほうが大きかったです。
酵素洗顔を毎日するようになり、最初の1週間ほどは、肌が乾燥するなと感じました。
毛穴が引き締まったとすぐに実感できたことはうれしかったけど、乾燥肌はいただけませんよね。
だけどそれでも、スキンケアの浸透力がアップしていることがうれしくて、ちょっと不安ながら続けてみたんですね。
60代の美肌女性が毎日酵素洗顔してるっていうんだもん、わたしの肌もきっとイケるはずと信じて。
そうしたら、酵素洗顔を始めて2週間とたたないうちに、洗顔後の乾燥を感じなくなったんですよ。
1年間を通して肌の様子を見ても、酵素洗顔を始める前より乾燥肌になったということは一切なし。
酵素洗顔の注意点3つ
わたしは、毎日の酵素洗顔が肌に合っていますが、合わない方もいると思います。
そんな方は、週に1回、週に2回など、お肌の様子を見ながら酵素洗顔を取り入れていってみてくださいね。
それと、保湿はしっかりと。
洗顔するという行為自体が肌を乾燥させるので、「酵素洗顔だから乾燥する」といったようにイコールで考えるのは、わたしは疑問。
ふつうの洗顔でも酵素洗顔でも、お肌は乾燥するときは乾燥します。
↓
バリア機能が低下
↓
紫外線の影響を受けやすくなる
酵素洗顔をスキンケアに取り入れるときは、次の3つに特に注意しましょう。
・スキンケアでしっかり保湿
・しっかり日焼け止めを塗る
この3点を徹底すれば、酵素洗顔による乾燥肌をそれほど恐れなくても大丈夫!
おすすめ酵素洗顔パウダー3選
1年間、酵素洗顔をしてみました
まずは、どのような肌のわたしが、この1年間、どのように酵素洗顔をしていたか、被検者データはこちら。
・Tゾーン皮脂浮きがちな混合肌まじりの乾燥肌
・皮膚は薄く、刺激に弱い
・睡眠が不規則になるとたまに敏感肌
・前半(秋冬):夜洗顔(クレンジングの後)
・後半(春夏):朝洗顔
・基本的に毎日使用
・ゆらぎ肌、敏感肌に傾いているとき、旅行のときを除く
こんなかんじです。
酵素洗顔を使い続けたあかつきには、毛穴引き締まり効果を実感したい!と強く願いながらのトライです。
それでは、わたしが昨年9月から1年間使ってみて、良いと思ったおすすめの酵素洗顔パウダー3選をご紹介します。
成分表のいちばん最初に記載のあるものは、配合量がいちばん多いものなので、そちらも記載しますね。
ロート製薬 オバジC パウダーウォッシュ
ロート製薬 オバジC パウダーウォッシュ 30個 ¥1800(税抜)
配合されている酵素 | プロテアーゼ、リパーゼ |
酵素以外の特徴 | ビタミンC配合 / アミノ酸系洗浄成分 / 成分一番目=タルク |
泡立ち | ショワショワとゆるく、静かに消えて行く |
洗顔後のつっぱり感 | なし。触るとしっとりツルツル肌 |
刺激 | 肌が弱っているときはごくまれにかすかにピリっとするが、すぐ消える |
毛穴引き締まり効果 | 毛穴詰まりを浮かせてくれる・キュッと引き締めてくれる |
オバジと言えば、ビタミンC。
酵素洗顔パウダーにも、もれなくビタミンC(アスコルビン酸)が配合されています。
だけど、全然アピールされていませんが、いちばん多く配合されているのはタルクなんですよね。これはsuisaiも同じく。
そして、これまたsuisaiとまったく同じ2つのアミノ酸系洗浄成分(ラウロイルグルタミン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na)が、オバジにも配合されています。

ちょっとビックリしましたが、オバジとsuisaiの酵素洗顔パウダーは実はけっこう似ているんだと発見。
それはさておき、オバジは、洗い上がりの肌が文字どおり「うるおいを残して、余分なものだけ取り去った」かんじがハッキリあり、乾燥肌に優しいです。
「ごくまれにかすかにピリっとする」と書きましたが、本当にごくまれだし、本当にかすか。顔の水気を拭き取るころには忘れる程度。
どんな肌状態のときも使えるのがオバジです。
タルク、ラウロイルグルタミン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、ソルビトール、ココイルグリシンNa、アクリレーツクロスポリマー-2Na、アスコルビン酸、プロテアーゼ、リパーゼ、ヒメフウロエキス、アスコフィルムノドスムエキス、水、シリカ、デキストリン、BG、リン酸K、リン酸2Na、メチルパラベン
ファンケル ディープクリア 洗顔パウダー
ファンケル ディープクリア洗顔パウダー 30個【マイルドクレンジングオイル付き】
配合されている酵素 | プロテアーゼ |
酵素以外の特徴 | 炭、吸着泥(パイロフェライト)配合 / 成分一番目=ココイルグリシンK |
泡立ち | 酵素洗顔では希少な、もっちりたっぷり濃厚泡。ほんのりグレー |
洗顔後のつっぱり感 | なし。ほど良くさっぱりツルツル肌 |
刺激 | なし |
毛穴引き締まり効果 | ザラつきが取れる・キュッと引き締めてくれる |
1年前、いちばん最初に使い始めたのがファンケルなので、長い付き合いの一品。
皮脂分解酵素のリパーゼが配合されていないけれど、炭と吸着泥のおかげかな、余分な皮脂は取れ、毛穴もさっぱり。
特筆すべきは、いい意味で酵素洗顔っぽくない、もっちりモコモコ泡。1回分の量もオバジとsuisaiと比較すると多めなので、大量の泡が生産できます。
しかも泡がヘタれないので、デコルテまでしっかり洗えるのが至福。
今は酵素洗顔は朝メインで使用しますが、ファンケルはデコルテまで洗いたいから夜のバスタイムにも定期的に取り入れてます。
おかげさまで、デコルテのザラつきはクリアになり、小さなブツブツが意外とできやすい胸の谷間もスルンとなめらか肌。
ココイルグリシンK、マンニトール、(ヤシ脂肪酸/パーム脂肪酸/ヒマワリ脂肪酸)グルタミン酸Na、PEG-75、デキストリン、プルラン、ラウロイルグルタミン酸Na、ミリスチン酸Na、カンテン、パイロフェライト、ミリスチン酸K、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、α-グルカン、タルク、石英、ラウリン酸Na、ベヘニルアルコール、ラウリン酸K、プロテアーゼ、炭、ヒアルロン酸Na、シリカ、パルミチン酸Na、コーンスターチ、ステアリン酸、パルミチン酸K、ラウリン酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリン、アラントイン、リン酸2Na、リン酸K、酸化鉄
▼人気の「マイクレ」付きの初回限定のお得なセット
ファンケル ディープクリア洗顔パウダー(マイルドクレンジングオイル20ml付き)
カネボウ suisai ビューティクリア パウダーウォッシュN
カネボウ suisai ビューティクリア パウダーウォッシュN
32個¥1686(税抜)・15個900円(税抜・トライアルサイズ)
配合されている酵素 | プロテアーゼ、リパーゼ |
酵素以外の特徴 | アミノ酸系洗浄成分 / 成分一番目=タルク |
泡立ち | ゆるめだけど、オバジほどゆるくはない |
洗顔後のつっぱり感 | つっぱりはしないが、ツルツル感は一番 |
刺激 | なし |
毛穴引き締まり効果 | 角栓詰まりをゆるめてくれる・キュッと引き締めてくれる |
オバジのところで書きましたが、オバジとの共通点が多いのがsuisaiですね。
プロテアーゼとリパーゼの2種類の酵素が配合されているところも、オバジとおそろい。
ただ、オバジよりsuisaiのほうが洗い上がりがさっぱりするので、朝の肌を見て、ベタつきがあるなと感じたら、suisaiを選びます。
15個のトライアルサイズがあるから、お試ししやすいところもいいよね。
タルク、ココイルイセチオン酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウリン酸K、ミリストイルグルタミン酸Na、カラギーナン、シルク、メチコン、イソステアリルアルコール、BHT、DPG、エチルグルコシド、乳酸、水酸化K、プロテアーゼ、ヒアルロン酸Na、リパーゼ、メチルパラベン
【結果】小鼻の皮脂が減り、毛穴サイズがダウン
酵素洗顔を1年間続けた結果、しっかり収穫がありました。
↓
毛穴の皮脂を抑える下地や、毛穴を埋めるパテ系の下地を使う頻度が減った
↓
メイク崩れしにくくなった
なんとうれしい相乗効果。
建物を建てるときって、土台をきっちり作らないと後々たいへんなことになりますよね。
それと同じで、土台をきっちり整えてくれるのが酵素洗顔の大きなメリットです。
最後になりますが、オバジ、suisai、ファンケルの3商品はどれも同じくらい好きなので、今回はランキングにできませんでした。
他の酵素洗顔にもトライしつつ、3つとも、これからも使います。