クレンジングは肌に負担をかけるので、1分以内に終えること。
発信者は吉木伸子先生。
よしき皮膚科クリニックの院長さんです。
5分以上時間をかけてクレンジングをしているわたしにとっては衝撃フレーズ。
皮膚科の先生のおっしゃることだから信頼できる情報だろうと調べてみたところ、なんと「からだ想いさんのうるおい美肌ケア」という本を出されていたのですね!
もちろん即読みしました。
クレンジングのあとに洗顔をするから、クレンジングの段階で完全に落とさなくってもOKとのこと。
わかる。わかるんだけど、クレンジングの段階で、完全に近いくらい汚れを落としたくなってしまう習性があるわたし。現在必死に、1分クレンジングにトライ中です。
本を読んで、わたしの中に残ったキーワードと、「えぇっ。そうなの・・・!?」と衝撃を受けた内容(美容法)をご紹介しますね。
美肌に必須の成分はセラミド
吉木先生が「うるおい美肌ケア」の中で、お肌に必要な成分だと、ひたすらおっしゃっているのが、セラミドです。
そう。言わずと知れた基本中の基本の美肌成分ですね。
敏感肌ブランドで、よく目にし、耳にする成分のひとつです。
吉木先生は、お肌がセラミドで満たされていれば、いつもうるおいをキープできると強く主張。
でも、年齢とともに減少するセラミドだから、しっかり外から補ってあげる必要がある、と。
どのメーカーのセラミド化粧品が良い、とは書いていないんですよ。だからこそ、より説得力があります。
選ぶべきセラミド化粧品のポイントは、次の3つです。
・スキンケア製品の中で、成分が高濃度で配合されている美容液を選ぶ
・最低3,000円以上のもの‥‥あまりに安いものは必要量が含まれていないことがあるから
・「セラミド1」「セラミド2」といったように、「セラミド」という成分名の後ろに数字が入っているものが本物
全顔クリームは不要
さらに、クリーム信者に提言あり。
クリームは、乾燥する箇所だけ部分使いで十分だとのことです。
クリーム信者のわたしとしては、顔じゅうに塗りたくりたいところです。
が、吉木先生のこの言葉を知って以来、Tゾーンは相当薄く塗っております。われながら従順。
【衝撃その1】水分を摂っても肌はうるおわない
巷では、1日2Lの水を飲むのが体にいいと、だいぶ前から言われています。
フランスの硬水、コントレックスが流行ったあたりから、水ブームに火をつけたと感じます。
わたしもその頃から、常温で1日2リットルは余裕で飲んできました。
それなのに‥‥、悲報です。
1日2リットルのお水は、摂りすぎなんだそう。
そんなにお水を飲んでも、
・体内毒素は排出されない
・新陳代謝は上がらない
と。
個人個人の適量が大事ということですね。
シリカ配合のお気に入りのミネラルウォーターです↓
【衝撃その2】長風呂は肌を乾燥させる
サブタイトルとして、「汗をかいてもきれいにはならない」とまでダメ押しのフレーズが。
なんとまあ、お風呂好きのわたしをぶった切ってくれるのでしょう。
熱いお風呂が、肌を乾燥させるというのは知っていました。
だけど、汗をかいたほうが肌がきれいになると信じてきたのに。泣
なんだそうですよ。
「ウソ」と言い切ってくださっています。
という恐ろしい情報も。
ぜったい嫌ですね、ただの汗かきになるなんて。
化粧水に必要な成分とは
吉木先生は、日本人は化粧水好きが多いけど、肌をふやかすだけであまり意味はないとおっしゃっています。
化粧水を使うよりも、セラミド入りの美容液こそ使いましょう。
化粧水好きとしては、厳しいお言葉‥‥。
でも、そんな吉木先生でも、これならOKという化粧水を紹介されていました!
それは、ビタミンC誘導体配合の化粧水です。
ただのビタミンCではなく、ビタミンC誘導体というところがポイントですね。
お肌への効果がより期待できます。
何本もリピートした、良質なビタミンC誘導体配合の化粧水です↓
角質ケアをしたいなら
角質コントロールには酵素洗顔を!とのお言葉。
が良いとのことです。
手前みそですが、こちらの記事が参考になると思います。
まとめ
あまり詳細を書いてしまうと、執筆された吉木先生に申し訳ないのでこのへんで。
「うるおい美肌ケア」を読むことによって、あらためて美容について考えました。
化粧品や美容情報が氾濫している現代。
化粧品も美容情報も大好きなわたしは、それぞれのコスメやそれぞれの意見に、一長一短あると理解して使っているつもりではあります。
それでも時々、迷子になりかけることもある。
どれもこれもが素敵な商品や、素敵な情報に見えちゃって。
だから、あれこれ使って試して、自分にはどうなのかと探っているんですけどね。

軸となる基本的なお肌のための情報は、きちんと押さえておきたい。という方に「うるおい美肌ケア」はおすすめの1冊です。
知っている情報に加えて、なるほど!という知識も得られたので、わたしは読んで大満足でした。
皮膚科のお医者さん、しかも、同性の女性のお医者さんが書かれたという点で、信頼度も高かったですしね。
美容に関して、初心に帰れた気がします。